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寺井幸也のSustainability Story Trip #1

#おいしい革命 #産地訪問PJ #寺井幸也

料理家として常日頃から食材と向き合う寺井幸也が

日本全国の農家さんをはじめとした生産者さんを訪問し、その魅力や実は知られていない課題などをお伝えしていく旅【Sustainability Story Trip】

 

初回は千葉県印西市のOisix契約農家・石井拡太さんの「石井君の畑」へ。



Oisixで人気の「トロなす」を作られているということでその畑を見せていただきました。


畑の写真です。

<左がトロなすの写真。右は一般的ななすの写真>


とても大きな違いがあるのですが、わかりますか?

 

答えは【葉っぱの数がとても多い】ところ、です。

その理由は後ほど、収穫のお話でお伝えします。

 

トロなすの収穫時期は7月~11月頭まで。

夏のお野菜というイメージが強いかと思いますが思っているよりも長い期間生産されているということにまず驚きです。

 

いまはお野菜などもいつでも欲しいと思ったら手に入るようになっていますが、本当は種類ごとに旬の時期があって、そのタイミングで食べるのが最も身体にも地球にもいいとされているので、旬を意識するというのは大切ですよね。

 

早速収穫体験へ。

軍手は使わずにわずかな重さの違いや硬さの様子を感じとりながら収穫時期を見極める必要があってとても繊細な作業です。(トゲに注意も必要!)



サイズや硬さと合わせて重要なのは色。

商品価値を大きく左右する要素で、通常のなすよりも葉っぱが多い理由はここにあります。

日焼けしてしまわないように、育てる必要があるのです。

色はできるだけ緑がかったものがベストでこれが白っぽいものはトロなす特有のとろっとした食感が失われて硬くなってしまっているそう。


大切に育てたトロなすをひとつひとつ手作業で選別をしながら収穫するのは大変な労力と時間が必要です。

おいしい恵みを食べる私たちも大切に感謝しながらいただきたいです。


そして今回は農家の石井さんがおススメの食べ方も教えていただきました。


石井さん「トロなすそのものの食感や味を楽しんでいただきたいので、シンプルに焼きナスがおススメです。」


作り方はとてもシンプル。

ヘタを切り落とし、縦に4等分にスライスし、斜めに切り込みを入れてフライパンにオイルを敷いてステーキのように焼くだけ。

焼き上がったナスにたっぷりのかつお節とおろししょうが、醤油をかけたら完成です。



寺井「中はトロトロで一瞬でなくなるほどやわらかく、皮はしっかりとしていて噛み応えと香りとほのかな甘さがあって、とてもおいしい!!焼いただけでこんなにおいしいなんて感動です。」


今回産地取材をさせていただきまして、石井さんにたくさんのお話をお伺いさせていただきました。

まだまだ伝えきれていないことがたくさんありますので、その様子はまた別記事でご紹介できればと思います。


改めまして、石井さんお忙しいところありがとうございました。

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